「申請は終わったけど、マイナンバーカードはどうやって受け取ったらいいの?」
「受け取る場所はどこ?」「受け取る時の持ち物は何が必要なの?」
この記事ではそんな方の為に、分かりやすく詳しく説明しています。
交付通知書(はがき)が届きます
マイナンバーカードの交付申請してから、カードの出来上がりまで約1ヶ月程度かかります。
カードが出来上がったら、市区町村(役所)から交付通知書(はがき)が自宅に届きます。このはがきが届くまでは、しばらくお待ちください。
交付通知書(はがき)に必要事項を記入します
交付通知書(はがき)が届いたら自分の宛名を確認してください。マイナンバーカードは、家族でまとめて申請する場合もあります。
はがきは、申請者全員に届きますので、受け取りの際には必ず自分のはがきを持って行きましょう。
間違って他の家族のはがきを持って受け取りに行った場合、マイナンバーカードは受け取れませんのでご注意ください。
交付通知書(はがき)裏面のシールをはがします
交付通知書(はがき)は、役所によって「はがき」だけ送付、又は「封書」ではがきや案内を同封して送付される場合があります。
はがきの裏面に案内のシールが貼られている場合は、剥がして下さい。剥がしたシールに案内や、注意点が記載されているので良く読んでください。
記入するのは3ヶ所
交付通知書(はがき)の裏面に必要事項を記入します。
ボールペンで記入してください。鉛筆や消えるペン(フリクション)では記入できません。
暗証番号を考えましょう
暗証番号は、役所でマイナンバーカードを受け取るときに設定します。暗証番号は自己管理です。自分で決めて自分で入力します。
暗証番号は、マイナンバーカードを使った手続きの時に毎回使うので、覚えておくか、控えをとっておくなどして管理しましょう。
暗証番号が分からなくなった場合、再設定が必要となります。注意しましょう。
暗証番号は4種類あります
暗証番号の種類 | 文字数等 | 用途 | |
---|---|---|---|
① | 署名用電子証明書 暗証番号 | 英数字6〜16文字 ※英字は大文字 | インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(文書が改ざんされていないかどうかを確認することができる仕組み) ・e-Taxの電子申告 |
② | 利用者証明用 電子証明書暗証番号 | 数字4桁 | インターネットのウェブサイト等にログインする際に利用します(利用者本人であることを証明する仕組み) ・マイナポータルへのログイン ・コンビニでの住民票の写し等の交付 ・健康保険証 |
③ | 住民基本台帳用 暗証番号 | 数字4桁 | 住民票コードをテキストデータとして利用するための暗証番号 |
④ | 券面事項入力補助用 暗証番号 | 数字4桁 | マイナンバーや基本4情報(氏名・住所・生年月日・性別)を読み取るための暗証番号 |
①署名用電子証明書と②利用者証明用電子証明書は、設定するかどうかは任意ですが、マイナンバーカードを使って何か手続きする時に必要となるので、設定する事をおすすめします。
設定していないと、マイナンバーカードは本人確認書類としてしか使えません。
暗証番号の控えを保管する
マイナンバーカード受け取りの時に、下記のような(役所によって表示内容は違います)暗証番号の控えの紙をもらえるので、記入して大切に保管しましょう。
生年月日や連続した数字など、憶測されやすい番号の設定は避けてください。
暗証番号は、はがきに記入する必要はありません。暗証番号記入欄がありますが、ここに記入するのは代理人交付の時だけです。
転送不要
交付通知書(はがき)は「転送不要」の普通郵便で送付されるため、郵便物の転送手続きをしている方は、役所に返戻されますのでご注意ください。
役所によっては、やむを得ない理由により(長期入院、自宅改築中、自宅新築中、罹災など)転送が可能な場合があります。その場合は各役所に相談してください。
持ち物を準備します
交付通知書(はがき)
自分の宛名のはがきで、日付・住所・氏名の3ヶ所記入しておきます。
本人確認書類
本人確認書類は必ず持って行く必要があります。忘れると受け取り出来ません。
子ども(15歳未満)のマイナンバーカード受け取りの場合は、子どもと親の2人分の本人確認書類が必要となります。
お手持ちの本人確認書類が上記に含まれない場合は、各役所に問い合わせてください。
通知カード
通知カードは、薄い緑色の紙製の物です。自宅にあれば持って行きましょう。無くした場合は、受け取り当日に窓口で「無くしました」と言えば大丈夫です。
マイナンバーカード申請の時に、真ん中の申請書の部分を提出した人は、切り取って保管していた上部の「通知カード」の部分だけを持って行ってください。
住民基本台帳カード
住民基本台帳カードは、グレー色のプラスチック製のカードです。平成27年12月31日まで発行されていた、ICチップ搭載のカードです。持っている人は、受け取り当日持って行って返納します。
有効期限内でも有効期限切れでも、どちらでも持って行ってください。
住民基本台帳カードとマイナンバーカードを、重複して所有する事はできません。マイナンバーカードの発行する事で、住民基本台帳カードは廃止となります。有効期限内の住民基本台帳カードを当日忘れた場合、当日以降使用できませんのでご注意ください。
マイナンバーカード
古いマイナンバーカードを返納すると交付手数料は無料ですが、返納しないと有料になります。1,000円かかりますので、ご注意ください。
マイナンバーカードを取りに行きます
受取場所は、市区町村(役所)の窓口です
受取場所は、自宅のある役所の窓口です。交付通知書(はがき)に、受け取り場所が記載されているので確認しましょう。
多くの役所では、マイナンバーカードの受け取り予約が出来ます。混雑回避や待たずに受け取りできるので、予約がおすすめです。
役所によっては、マイナンバーカードの受け取りの時間が延長されていたり、休日に受け取れたりする場合もあります。各役所に確認してください。
はがき記入の時に剥がしたシールに、予約の事が記載されていれば確認しましょう。インターネット予約か電話予約になっています。
予約しても予約なしでも受け取れる場合が多いので、はがきに貼ってあったシールや封書で届いた場合は案内が同封されているので、必ず確認してから取りに行きましょう。
準備していれば簡単な手続きですね。予約をしておけば、受付から受け取りまで15分程度で終わります。
暗証番号は今後も使います
受け取ったマイナンバーカードは、個人情報が記載された大切なカードです。取り扱いには十分注意しましょう。
カードについているICチップは衝撃に弱いので、ぎゅうぎゅうに詰まった財布に入れたり、雑に扱うとICチップエラーとなり、使えなくなる可能性があるので注意してください。
暗証番号の控えの紙を貰ったら、これも大切に保管してください。マイナンバーカードを使った手続きには暗証番号が必要となりますので、紛失しないようにしてください。
暗証番号はスマートフォンに保存したり、写真で保存するのでもいいですね。
まとめ
マイナンバーカードは、個人情報が記載された大切なカードです。自分のカードを受け取るだけなのに手間がかかるし、時間もかかりますが、この手間を省くと他人の手に自分のマイナンバーカードが渡ってしまう。。なんて事になりかねません。(極論ですが)
大切なカードなだけに、簡単に受け取れないんですねきっと。
最後に、この記事を読んで出来るだけ時間と手間をかけずに、受け取りを簡単に終わらせましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。