2024年3月、今年も春場所がやってきましたね。3月の大阪場所は年に一回の開催なので、関西地方の人は、楽しみなこの季節がやってきたという感じですね。
関西出身の人気力士は、大関貴景勝や宇良関や豪ノ山関ですね。もともと人気のある力士達なので、関西問わず声援も大きいです。
そして、今場所から新大関が誕生しました。琴の若です。4大関になりましたね。
1横綱4大関で、強い力士が増えてきました。これで益々相撲が面白くなります。
ところが、横綱照ノ富士が7日目から休場となりました。ものすごく残念です。先場所の優勝から引き続き、強い横綱が見たかったのに!と誰もが思ったことでしょう。
今回は、横綱の休場が最近多いので、色々調べてみる事にしました。
休場
本場所の途中等で休場が生じた場合、休場当該力士は不戦勝として1敗が記録され、対戦相手の力士は不戦勝として1勝が記録される。ただし、横綱が不戦敗による休場となった場合は、対戦予定だった前頭の力士が不戦勝となっても金星扱いとはならない。休場当該力士はその翌日以降、再出場するまで割が組まれず、星取表に「や」と記録される。
Wikipedia休場より
今回照ノ富士は、ケガの為休場する事になりました。
今度はどこが悪くなったのかと思ったら、また腰でした。
去年けがをした腰に痛みがあるということで、大阪市内の病院で診察を受けた結果、腰椎椎間板症で2週間の安静と治療を要すると診断されました。
腰の手術はしない、筋肉をつけてカバーする方向で調整するとされています。
腰に痛みがあれば力が入りません。いくら上手を取ったとしても、踏ん張りがきかなければ負けてしまいます。
照ノ富士は初場所で3場所ぶりに復帰し、13勝2敗で優勝しました。
2日目に若元春に寄り切られた時は、まだ無理なのか?と思いましたが、その後は取組ごとに感覚を取り戻し、7日目に正代に寄り倒された以外は盤石でした。
素晴らしい復帰だったと思います。
照ノ富士自身春場所では、10回目の優勝を目指していただけに、今回の休場は残念でなりません。
今場所の成績
今場所では、4日目から3日連続で金星を配給し精彩を欠いていました。
初日から、すでに腰の具合は良くなかったのかもしれません。
照ノ富士が横綱になってからの、成績です。
場所 | 成績 |
---|---|
2021年9月 | 13勝2敗 新横綱優勝 |
2021年11月 | 15勝 優勝 |
2022年1月 | 11勝4敗 |
2022年3月 | 3勝3敗9休 |
2022年5月 | 12勝3敗 優勝 |
2022年7月 | 11勝4敗 |
2022年9月 | 5勝5敗5休 |
2022年11月 | 全休 |
2023年1月 | 全休 |
2023年3月 | 全休 |
2023年5月 | 14勝1敗 優勝 |
2023年7月 | 1勝3敗11休 |
2023年9月 | 全休 |
2023年11月 | 全休 |
2024年1月 | 13勝2敗 優勝 |
横綱在位16場所で、今回9回目の休場となります。やはり多いですね。2回に1回は休んでることになります。
もはや優勝か休場かといった状態です。
休場したらお金は貰えるの?
月給やボーナスは支給されます。
ちなみに、月給3,000,000円、ボーナス3,000,000円×年2回です。
出張手当は、今回大阪場所なので支給されます。
特別手当として、200,000円支給とありますが、今回6日間出場なので、3分の2が支給されます。130,000円ぐらいでしょうか。
日当も支給されます。
宿泊費1日(8,000円)、日当1日(3,000円)です。6日までいたとして、宿泊費8,000×6日=24,000円、日当3,000×6日=18,000円です。
いつまで大阪にいたか分からないので、詳しい金額は不明です。
懸賞金は、勝利した分は支給されますが、負けた日はもちろん貰えません。
ちなみに、7日目翔猿との結びの一番に懸けられた懸賞は、10本が取りやめとなり、17本が懸け代えられました。
力士褒賞金は、休場しても支給されます。
照ノ富士は、力士褒賞金基準額が449円なのでこれを4,000倍すると、1,796,000円が支給されます。
凄い金額です!休場してもこれだけのお金がもらえます。
詳しくは、お相撲さんのお金の話↓を参考にしてください。
横綱として
大相撲において横綱になる条件は、原則大関で2場所連続優勝とし、またはこれに準ずる成績を挙げた力士が横綱になるとされています。
横綱になるには、基準があります。
大関で2場所連続優勝とは、なかなか厳しい条件となります。この条件をクリアした者だけが、幕内最高位力士になれるのです。
全ての力士を代表する存在であると同時に、神の依り代であることの証とされている。したがって、横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求され、それが果たせなくなった時は、(他の地位の力士と違い)力量相応の地位に降ろされるのではなく、現役を引退することとなる。
Wikipedia横綱より
上記の通り、横綱の降格はありませんので、横綱の条件が果たせなくなれば引退しかないのです。
非常に厳しい世界です。
両膝のけがや内臓疾患を克服して最高位に就きましたが、横綱在位16場所で最終日まで取り組み出来たのは7場所にとどまります。
照ノ富士本人も辛いでしょうが、横綱審議委員会も何か言わざるを得ない状況かもしれません。
横綱審議委員会には、不振などの横綱に対して決議事項があります。厳しい順から「引退勧告」「注意」「激励」があります。
何もなければいいですが、ファンの期待も大きいので、私達としては見守るしかありません。
最近の横綱の休場記録としては
どの横綱も最後の方は、連続休場後に引退しています。
やはりどの横綱もケガによるものです。
特に稀勢の里は、19年ぶりの日本出身の新横綱だったので、期待が高かっただけに本当に残念で悔しかったです。
まとめ
休場はケガや病気によるものですが、一部では成績不振により休場するなんて話も聞こえてきます。
「そんなのズルじゃないか、お金だけもらって」とは思いたくないので、照ノ富士には体調管理や故障しない体作りをして5月場所には復活してほしいです。
照ノ富士も横綱審議委員会も、今の1横綱という現状に不安があるのだと思います。新横綱もまだまだ誕生しそうにない、大関陣も毎場所誰かがカド番状態では先行きが不透明です。
だましだまし照ノ富士を横綱に置き、新横綱が誕生するまでは引退できないのが現実でしょう。
過去には横綱不在の時期もありましたが、相撲も興行です横綱がいなければ場所は締まりません。相撲界の危機です。
力士にとってケガや病気は付き物です。しかし引退してからの人生の方が長いので、体を壊して(後遺症の残るケガ等)まではやってほしくはありません。
いつだって私達は、相撲を見て楽しみたいだけなんです。
憎らしいほど強い横綱を見たいし、その強い横綱に立ち向かう若手力士を見たいんです。
きっと照ノ富士ならやってくれると信じています。
みんなで大相撲を応援しましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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